戯れ散歩

”遊び”について、考えていきたい次第。

小さいものの価値

 

何事も大きい方がいい。

身長も高い方がモテるし、お金もいっぱいあった方がいいし、いろんな人から評価されている方がいい。

しかし、その分、大きいもの手に入れたり、維持するには、大変さも大きくなる。

それでも、大きいものへ憧れるというのは、まさしく「大きいものが持つ価値」そのものに酔わされているわけで、わかりやすく目的にできるわけです。

しかし、実際、実用的に便利なのは「小さい方の持つ価値」だったりする。

小さければ気軽に得られるし、小さい分空きスペースに他の小さいものを詰め込むことができる。

そして、違うなぁと思ったら気軽に捨てることもできる。

なにより、小さいものを扱う上で大切なのは「小さくすること」。

渡されたものをそのまま受け取るんじゃなくて、小さく、小さく、切り刻んだり、削ったりすること。

そうやって小さくしたものをちゃんと持ってみて、もう少し小さくしてみたり、もう一個持ってみたりするわけです。

 

どんなことも、そのまま生で受け取ろうとするのはあんまりよろしくないのです。