「紙」と遊び
私はやっぱり紙に向かってペンを走らせて絵を描くことが好きだ。
絵じゃなくてもいい、文字とか、ただの線とか、とにかく何かしら書き込むのが面白い。
よく使っている紙はA4のコピー用紙だ。
しかし、時々コピー用紙のあの真っ白な色が眩しくなってしまって嫌になる時がある。
あのコピー用紙のツルツルした面に腹を立ててしまう時がある。
だから最近、わら半紙も買ってみたんです。
わら半紙のあの柔らかな色合いとザラザラした質感はいいですね。
安心感がある。
安心して、そこに書き込むことができる。
描くのは楽しいと言ったけど、実は怖いものでもあるのです。
ある意味、何もない純粋な白面を「汚す」ようなものですから。
それが例え消せるものだとしても、完全な白面に戻ることはないのです。
だから、あんまりその緊張感を感じないように、純粋な白さや清らかなツルツルとした質感より、多少もっさりとした感じがいいのです。
そのわら半紙の暖かさ、私のペン先を後押ししてくれるのです。
そう思うと、色々な紙を使って描いてみたいものです。
きっと、紙によって感覚が全然違ってくるから。
紙によって、私の描くものも変わってくるのでしょう。