戯れ散歩

”遊び”について、考えていきたい次第。

「夢」と「目標」

 

「夢」と「目標」の違いはなんだろうか。
ちゃんとした違いがあるのかも知れませんが、とりあえず自分なりに考えてみる。
どちらかというと「夢」は目標よりずっと遠くて大きいような気がする。
「夢がある話だなぁ」と言えても、「目標のある話だなぁ」とは言わない。
そう思うと、「夢」はずっと理想だとか、ワクワクしたフィクションに近い存在。
対して、「目標」は現実的な指標なように感じる。


「目標」を持つ理由は、到達点をはっきり決めることで、それに必要な過程・計画を見定めるためにある。
基本的には目標に到達することが前提として考えられており、それができなければ目標を変えたり、やり方を変えたりと試行錯誤を行う。
しかし、比べて「夢」は、どうも叶えるためにあるものではないように感じる。
叶ってしまうとそれは「夢」から「現実」のものになってしまう。
それでは困ってしまうのだ。
自分の手では届かないところ、そこに想いを巡らせワクワクすること、それ自体が「夢」の目的なのではないだろうか。

そう考えると「夢」なんて持っても仕方ないだろうと思ってしまうが、しかし、「目標」ばかり掲げて日々を必死に生きていると、どうも息が詰まってきてしまう気がする。
きゅうっと視点が狭くなって、堅苦しくなっていき、余計に目標から遠ざかってしまう。
そんな時に「夢」が欲しくなる。
自分から届かない雲の上まで世界を広げることで、たとえ届かなくともいつもより高く飛べるようになったりする。
それが、「夢」のすごいところだろうか。
「夢」というのは太陽みたいなもので、掲げ続けることで自分の先が照らされ、おのずと「目標」も見つけられるんじゃないかなぁ。