戯れ散歩

”遊び”について、考えていきたい次第。

「同じと違う」と遊び

 

「同じことを繰り返す」というのは、どちらかというとつまらなく聞こえると思います。

しかし、物事を理解することや、積み上げる上で、「同じことが繰り返される」という状態はとても大事になってきます。

実験でAとBを比べる時、両者の条件が同じでなければ全くもって意味をなしませんし。

もう少し言うならば「同じだからこそ、『繰り返すことができる』」でしょうか。

逆に言ってしまうと「繰り返すからこそ、『同じところが見つかる』」でしょうか。

どちらもとても大切な考え方です。

 

また、「完璧に同じ」というのはほとんどありえないのです。

やっぱり、どこかしら、微細ながら「違う」のです。

この「違い」に気付くためには、その「同じこと繰り返している」必要があるのです。

そして、この「違い」に気付けるのは嬉しいものです。

 

ものによってこの「違う」と「同じ」の割合は変わってきます。

いつもと「違う」ことにはアドリブが必要になります。

アドリブは応用力です。

応用には基礎が必要で、基礎を身につけるには「同じ」部分が重要になってきます。

だから基本的に「同じ」の部分の割合の方が多い方が安定することができます。

あらゆる物事、遊びにおいて、なにが「同じ」で、なにが「違う」のか、改めて見直すだけでもとても勉強になると思う。

 

「違うものが欲しい」と言って違うことを探そうとする人がいますが、違うものを見つけたいほど、「同じ」という部分と向き合う必要があるようです。